赤ちゃんがほしいけれど・・なかなか授からない・・
初婚年齢の上昇や初産年齢の上昇が進む現代では、そんな悩みを抱えている方が多くなっています。
さらに親族や知人からのプレッシャーを感じてしまったり、共働きなら職場のストレスもあることでしょう。また不妊治療中では、治療に期待をしすぎてしまうあまり、うまくいかないとかえって落ち込みが激しくなったりもします。
気をつけたいのは、この過剰なプレッシャーやストレスがかえって不妊の原因にもなりえることです。
なるべく気持ちを前向きに、ストレスを解消しつつ、ご自身の体質を改善して『妊娠力』をアップしていきましょう。
不妊は健康な男女が妊娠を望み避妊せずに性生活を送っても1年間、妊娠しない状態のことをいいます。
今では約10組に1組のカップルは不妊であると考えられています。
不妊は女性だけの問題ではなく、その原因は男女半々であるとされています。大切なのはカップルの協力です。もしも検査で原因がどちらかにあったとしても、二人で助け合って体質改善に取り込むことが大切になります。
西洋医学による主な不妊の原因
女性では排卵障害、卵管障害、着床障害、免疫異常など
男性では造精機能障害、精路通過障害、性機能障害など
中医学では不妊となる原因を主に『腎』や『気、血、津液の不調』であると考えます。
西洋医学的な視点では体の異常がみられない場合でも、中医学的な視点でみると不調がある場合はとても多いのです。
中医学的な不調を改善していくことで心身ともに健康な状態が保たれて、子宮、卵巣、造精などが本来の働きをするようになり、体質が整うことで妊娠力がアップしていきます。
西洋医学での人工授精や体外受精といった不妊治療は有効な手段ではありますが、体の妊娠力が低い状態のままでは、その効果もなかなか得られない場合もあります。
どんなにいい種やいい苗を植えても土が良くなければうまく育ちません。栄養たっぷりのふくよかな土があってこそしっかりと根をはり成長していくことができるのです。これは人でも同じことがいえます。
いい種とふくよかな土を作るためには中医学の考えや漢方薬が必要になります。
不妊治療の効果を上げるためにも中医学による体質改善を行い妊娠しやすい体作りをしていきましょう。
基本の『腎』を養う
腎は『精』といって『生命エネルギーの源』を蓄えている臓器です。腎は成長、発育、生殖機能などに深く関わっています。
女性は7の倍数の年齢で体が変化していくと聞いたことがあるかもしれませんが、これも腎にある『精』の充実度によるものです。
子宮、卵巣、女性ホルモンなどがうまく働くのは腎にある精が十分にあればこそ。
腎が元気で精が充実していることで妊娠力も高くなります。
女性の場合、精は28歳をピークにして以降は徐々に減ってしまい、35歳になると減るスピードは大きくなります。30歳後半以降で妊娠しにくくなるのはそのためです。
精を消耗しないこと、精を積極的に養うことが妊活にとって基本になります。
特に睡眠不足やストレスは精の消耗につながるので極力避けましょう。
食養生では、腎は冷えに弱いので体を冷やすものはなるべく控えます。また、暴飲暴食といった胃腸の負担になることも避けます。
精を養う食材は黒豆、黒ごま、くるみ、松の実、クコの実、山芋、牡蠣、海老、ニラ、うなぎなどがあります。
腎を元気にして精を増やす漢方薬や健康食品はたくさんあります。一般的に動物系生薬の方が効きを早く感じられ、実際の効果も高いものが多いですが、それぞれの体質にあったものをチョイスする必要があります。
しっかりとお話をお伺いして貴方だけの漢方薬をご用意します。
妊活を考えている方、妊娠力をアップさせたい方は、ぜひご相談ください。
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