未病先防(みびょうせんぼう)しよう!

2019.5.28

未病(みびょう)という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

未病とは病気ではないけれど、何か体に不調が出てきている状態のことです。
西洋医学的だと、病気がなければ健康ということになってしまいますが、元気ハツラツな人もいれば、体がだるいと訴える人もいたり、健康の度合いにも高い低いといった程度がありますよね。

中医学ではこの未病の時期をとても重視していて、未病の時に何かしらの対策をしないで放っておけば、やがて病気になってしまうと考えます。

病気になってから治そうとするのは『喉が渇いてから井戸を掘るようなもの』です。病気になってからでは遅いのです。

『上工(じょうこう)は己病(いびょう)を治さず未病を治す』という言葉があります。

腕のいい医者は既にかかっている病だけでなく、これから起こるであろう病を予測して、先にその芽を摘み取って治すということです。

中医学(漢方)は、このような考えがあるので『予防医学』とも言われています。

病院の検査等で異常がみられない体の不調に対して、中医学の考えはとても役立ちます。

中医学は患者からの訴えをよく聴き、中医学的な考えで患者の証(体質)を見極め、体質にあった漢方薬を使うことで未病を治すことができます。

また、睡眠・食事・運動など生活習慣を見直すこと(=養生)はとても大切になります。

不摂生をいつまでもしていたら、どんなにいい漢方を使ったとしても、効果は半減してしまうでしょう。

 

不調は体が発する警告サインです。サインを無視したりせず耳を傾けて、病気を未然に防げるようにしていきましょう。そして不調すら出ないよう、さらに健康増進していけるとよいですね。

何かしらの不調がある方や健康増進したい方はご相談くださいませ。

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