アトピー性皮膚炎の症状の波を漢方で小さくしましょう

2019.3.11

アレルギー性皮膚炎(アトピー性皮膚炎)を治療していく過程は3つの段階に分けることができます。

急性炎症期、慢性期、美肌期です。

 

急性期

ジュクジュク、ブツブツ、ただれなどがあり症状も重い段階です。一刻も早く症状を抑えたいので複数の漢方薬を使っていきます。漢方薬で炎症の症状はかなり早く軽減していきます。

しかし、炎症の症状はまるで波のよう。よくなったかと思うとまた症状の波がやってきて、悪化してしまったと感じてしまいがちです。でも次の波は前より小さい波になっているはず、その次の波もさらに小さくなっていると思います。こうしてだんだんと症状の波は小さくなっていきます。

急性期の生活は、特に注意が必要です。脂っこいもの、甘いもの、辛いもの、魚介類、乳製品、アルコールは極力避けたほうがよいでしょう。睡眠不足は厳禁です。たとえ眠れなくても1分でも早く布団に入り体を休めましょう。

 

慢性期

ジュクジュクがなくなり、乾燥や苔癬といったゴワゴワ、ざらざらの皮膚が目立ってきます。

皮膚の炎症がだいぶ治まってきたら、炎症によって敏感になったドライスキンを少しずつケアしていきます。

この段階はとても慎重にケアしていく必要があります。

慢性期の皮膚は、『炎症がくすぶっている状態』と『皮膚を修復するための成分が足りていない状態』の両方が混在しています。

ここで皮膚の状態を良くしようといきなり皮膚の修復に役立つ漢方を多く入れてしまうとかえって炎症が悪化してしまいます。

慢性期ではまだ炎症を抑えることを主体として、徐々に皮膚の修復に役立つ漢方を加えていくことが大切になります。

また、慢性期は外用クリームなどを使って保湿ケアをしっかりする事も大切になります。

慢性期の生活は、急性期に避けるものと同じですが、多少食べても反応しなくなります。しかし、多く摂ったり続けて摂ったりすると再発しますので注意が必要です。過労を避けて規則的な生活習慣を心がけます。

 

美肌期

炎症がなくなり症状の波はほとんどなく、ドライスキンを改善していく段階です。

皮膚の修復に役立つ漢方や健康食品を主体に使っていきます。また胃腸、肺、腎など虚弱な体質であればそれぞれにあった漢方薬を使っていきます。外用の保湿ケアは継続していきます。

美肌期も油断せず規則的な生活が大事です。過労、暴飲暴食、睡眠不足などは控えましょう。

最終目標である美肌期をしっかり行い、肌バリアを強化していくことで、今後の再発防止に繋がります。