ジメジメの梅雨は脾胃を労って!

2019.5.15

梅雨の時期になると体調を崩す方も多いのではないでしょうか?

なんか体が重だるい、手足が重だるい、浮腫む、ベトベトした軟便、関節の痛み、体が冷える・・

これらの不調がある場合、梅雨の長雨や湿度による『湿邪』にやられていると考えます!

 

中医学では自然環境と人の関係を重視しています。

自然環境には6つの気(風、寒、暑、湿、燥、火)があり、湿気は梅雨時期や湿地帯で盛んになります。そして、人体に悪影響を及ぼした湿気を『湿邪』といいます。

もともと水分代謝がよくない人水分をとり過ぎている人は、体の中にも『湿』が溜まっています。

体の中に湿が溜まっていると湿邪は体に侵入しやすくなります。

体に湿が溜まっている人は湿邪の影響をより強く受けて症状が悪化することになります。

この湿邪から体を守るには、体に余計な湿を溜め込まないことが大事になります。

 

梅雨の対策

脾胃(消化器系)を労りましょう

脾胃は飲食から体のエネルギーを作る臓腑ですが、『湿』に弱い性質があります。

脾胃が弱くなると食欲不振、疲れやすい、めまい、ふらつき、軟便・下痢、むくみ、不正出血などの症状でてきます。

脂っこいもの、味の濃いもの、砂糖たっぷりの甘すぎるもの、生もの、冷たいもの、暴飲暴食、過度のアルコール摂取、過度の水分摂取は脾胃に負担をかけて弱らせてしまいます。

食事は温かいさっぱりした薄味にして、水分をとり過ぎないよう心がけましょう。

オススメ食材は、緑豆、春雨、冬瓜、ハトムギ、玄米、雑穀類、海藻類、黒豆、小豆など

汗をかける体になりましょう

徐々に気温が上がるにつれて自然と汗が出るのが普通ですが、汗をかくことを嫌ったり、すぐにエアコンをつけてしまうと汗をかけない体になってしまいます。本来、気温が高い時は汗をかいて体の熱を発散させて体を冷ますことが自然の理にかなっています。

汗をかけないと熱や湿気が体内にこもりやすくなります。こもった熱のせいで冷たい飲み物をほしがりますが、冷たい飲水は脾胃を傷めてしまいます。

日頃からウォーキングなど軽い運動をして適度に汗をかくようにしましょう。(激しい運動や汗のかき過ぎは気を消耗してしまうのでよくありません)

また、シャワーだけではなく、15分程度は湯船につかって汗をかきましょう。

汗をかくとすぐに疲れてしまう方は、気が不足している気虚タイプです。このタイプは、激しい運動や長風呂、サウナ、岩盤浴等による発汗は避けましょう。脾胃が弱っている場合が多くので、消化の良い食べ物、芋類、豆類、白米などを摂るとよいでしょう。もちろん脾胃に負担がかかるものは控えましょう。

 

漢方薬では“飲む除湿剤”と言われる『勝湿顆粒』が梅雨時期の不調にはとてもよく効きますが、ご自身の体質にあうかどうかはご相談くださいね。