口内炎に漢方

2019.8.6

いつの間にか出来ている口内炎。痛みで食事を美味しく食べられないなどQOL(生活の質)にも影響してしまいますよね。

口内炎は、頬、歯ぐき、舌、喉など口の中の炎症全般を言いますが、口内炎が起こる原因は様々あります。

口内炎は、物理的な損傷によるもの、真菌によるもの、アレルギーによるものなど原因が特定できるものと、これら以外の原因を特定できないものがあります。原因が特定できない口内炎は、ストレス、偏食、ホルモンの影響などとも考えられていますが、西洋医学的にははっきり分かっていません。

●物理的な損傷による口内炎には、矯正器具や入れ歯等が当たったり、頬を噛んでしまったり、熱い食べ物でやけどをするなどがあります。器具や入れ歯が原因であれば調整をしてもらう必要があります。

●カンジダ菌など真菌による口内炎は、免疫力が低下している時や口内が乾燥している時になりやすいです。広範囲に出ている場合や2週間以上続くようであれば疑います。真菌による口内炎の場合、ステロイド剤を使用するとかえって悪化するので注意が必要です。歯科や歯科口腔外科で検査してもらいましょう。

●歯の詰め物やかぶせた金属、入れ歯の金具によるアレルギーで起こる口内炎があります。アレルギーのでない金属や金具に換える必要があります。

●原因が特定できない口内炎や頬を噛んだりしてできた一時的な口内炎は、対症療法になります。痛みや炎症を抑えたり、患部を保護するような薬を使います。ステロイドが入っているものや噴霧剤、貼付剤、軟膏、トローチと剤型も色々あります。

原因が分かる口内炎に対しては原因を解消することで対処できます。

カンジダ真菌の場合は口腔内を清潔に保ちます。また、入れ歯に繁殖しやすいのでこまめに洗浄して、いつも清潔にしておきましょう。

口内炎は通常2週間程度で改善していきます。2週間以上たっても改善しない、あるいは悪化する場合は早めに医療機関を受診しましょう。

 

中医学で口内炎をみると

口内炎を引き起こす主な病因は『熱邪』と考えます。熱邪の熱にたいしては清熱(熱を冷ます)するのが一般的です。熱証のタイプには大きく分けて『実熱』と『虚熱』があります。

実熱は体に必要以上の余分な熱がある状態です。

虚熱は体に必要な熱を冷ます潤いなどが足りないために相対的に熱が優性になっている状態です。

また、口内炎は臓腑の不調によるものが多いと考えますので、臓腑を考慮した弁証論治を必要とします。

口内炎の原因はいくつかのタイプに分けられます。

邪熱侵入・・熱の感冒によく見られます。発症が急、患部の炎症症状(赤く腫れて痛い)、発熱、頭痛、咽痛などの症状があります。

心火上炎・・ストレス、憂うつ、イライラで気が鬱すると火に変わります。心は舌に開竅(かいきょう)するという言葉があり、心と舌は関連が深く、心火が上昇して舌や口中にただれ、糜爛します。患部は熱感が強い、心煩、不眠などの症状があります。

脾胃湿熱・・辛いもの、甘いもの、脂っこいものの過食、飲酒といった飲食の不摂生によって起こります。湿と熱が合わさった邪気は除去しにくく、口内炎も治りにくく再発しやすくなります。

陰虚火旺・・体の熱を冷ます津液(体液、潤い)が不足しているために、体内には熱が生じます。この熱が上昇して口に入ることで口内炎が起こります。過労や不眠による一過性の場合もありますが、陰虚で起こる口内炎は慢性的で治りにくいことが多く、陰虚体質を改善する必要があります。

中医学的にみると、原因が特定できなかった口内炎に対して対応できることが分かります。

痛みや炎症を抑えるだけの対症療法だけで根本的な問題が解決されないままだと、すぐに再発してしまう可能性があるのは、口内炎も他の病気でも一緒ですね。

口内炎には漢方薬だけでなく健康食品にもよいものがあります。

口内炎がなかなか治らない方、繰り返し出来てしまう方はぜひご相談くださいませ。

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