夏の養生について

2018.8.18

暑さにへばってないですか?

しっかり食べられていますか?

ちゃんと眠れていますか?

季節の養生は、次の季節を快適に過ごすためのものです。

夏の養生は秋冬に体調が崩れないようにするもの。

とくに毎年のように秋冬に体調が悪くなる方は、夏の時期からしっかり準備しておきましょう。

 

夏は「陽」を養う季節

夏は生命活動の原動力といわれる「陽気」が最も盛んになり、体の血の巡りも良くなる時期です。

陽気盛んなこの時期を利用して体の中に陽気をたくさんとり入れましょう。

・夏の暑さを嫌がらずに。

熱中症予防にはエアコンはとても大切ですが、体を冷やし過ぎないよう注意しましょう。

・汗をかける体になりましょう。

体に熱がこもらないように適度に汗をかいて発散しましょう。暑い時間帯を避けて軽く運動をしたり、夏でも湯船につかったりしましょう。(多量の発汗はよくありません)

 

『度を越えた暑さ』は邪気(暑邪)となって体に害を及ぼし不調の原因となります。

・大量の汗がでる
・顔がほてる
・体に熱感を感じる
・頭がボーっとする
・口が渇く
・熱がこもって寝付けない

これらは暑邪の影響をうけた症状です。

さらにめまいや吐き気が出たら大変危険な状態ですので、涼しい所に移動して体を冷ますなど早めの対応をしてください!

 

体を冷やし過ぎないように!

体の冷やしすぎは陽気を消耗してしまいます。

暑い場所とエアコンのよくきいた場所では温度差が大きいため、体の反応が追いつかず自律神経のバランスが乱れる場合があります。屋外と室内の温度差にも気をつけましょう。

室温は28度くらいに、また除湿機や除湿機能を活用して湿度を下げましょう。

仕事場でエアコン設定が変えられない時はブランケットなどで冷え対策をしましょう。

暑いからとシャワーだけで済ませるのではなく、しっかり湯船につかりましょう。

扇風機の風をなるべく直接、体に当たらないようにしましょう。

汗をかいたまま涼しい場所にいると風邪をひいてしまうので汗はこまめに拭くようにしましょう。

食養生

「苦味」のものは体の熱を冷ます作用、「酸味」+「甘味」のものは体を潤す作用があります。

瓜類は熱を冷まし潤いを補ってくれます。

スイカ、きゅうり、苦瓜、冬瓜、トマト、小豆、レンコン、レモン、緑茶、麦茶、梅干し、酢の物など

水分補給は適量を心がけましょう。暑いからと冷たい飲食の摂りすぎは胃腸を傷めますので注意しましょう。

胃腸は飲食からエネルギーを作り出す大切な場所です。

胃腸が冷えて弱るとエネルギーを上手く作ることができずにバテやすくなります。

冷たいアイスを食べる時は一緒に温かい飲み物を飲んだり、蕎麦や冷や奴など冷たい食べ物にはネギや生姜等の薬味を使ったりして胃腸を冷やしすぎない工夫をしましょう。

スポーツドリンクは吸収が早く、大量に汗をかく激しいスポーツや熱中症などの緊急時に飲むのはいいですが、普段から飲むには糖分が高くオススメしません。麦茶、緑茶などがよいです。

暑い夏にオススメの漢方薬は『麦味参顆粒』で、汗をかいて疲れた体に潤いと元気を与えて回復してくれます。

お薬はご郵送もできますのでご相談くださいませ。

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