花粉症の症状をラクにする養生

2019.2.18

体を守る衛気(えき)が大事!

中医学でみると花粉は『風邪(ふうじゃ)』の一種と考えます。風邪(ふうじゃ)には他にもウィルス、細菌、PM2.5、ホコリなどがあります。

この風邪が侵入しないように体を守るバリヤーのことを『衛気(えき)』と呼びます。衛気が充実していればインフルエンザや花粉症などの外部からの邪気の影響を受けにくくなると考えます。

この衛気を充実させるには、衛気をムダに消耗させないことが大切になります。

・体を冷やさないように寒さ対策をしっかりする
・冷暖房を強くしすぎない、冷暖房に頼りすぎない
・夜更かしせず睡眠を十分とる
・過労しない
・冷たい飲食を控える
・暴飲暴食しない
・緑黄色野菜、辛味野菜、キノコ類を多めに摂る
・軽い有酸素運動する
・深呼吸する

これらを出来る範囲でやっていきましょう。

 

花粉症のタイプ

花粉症のタイプは冷えタイプと熱タイプに分けることができます。

○冷えタイプ

寒気、サラサラした鼻水、くしゃみなどの症状がある。

→玉ねぎ、ねぎ、しょうがなど体が温まる物を摂りましょう。

○熱タイプ

目が真っ赤、痒み、喉のイガイガ、黄色い鼻水などの症状がある。

→きゅうり、トマト(加熱)、なす、セロリ、ごぼうなど体の熱を冷ます物を摂りましょう。目の痒みには菊花茶がオススメです。

 

腸内環境をよくするといい?

腸内環境をよくすると花粉症の症状が軽減するということが言われていますが、これは中医学の考えでも当てはまります。免疫を司る臓器の『肺』は『鼻、皮膚、腸』と関連していると昔から考えられています。

腸内環境をよくするために、善玉菌を飲食で摂取する方法があります。しかし善玉菌をいくら摂取しても腸内で定着することはないと言われていますので、毎日のように摂取し続ける必要があります。

そこでヨーグルトを毎日食べることになるのですが、ここに問題があります。ヨーグルトは冷たいので体を冷やします。また砂糖や甘みを加えることも多いです。乳製品なので脂肪分もあります。冷たい、甘い、脂肪を摂りすぎると胃腸機能を低下させて、うまく衛気が作られなくなったり、衛気を消耗してしまいます。また胃腸が弱ると体に余分な水分を溜め込んでしまい花粉症の症状が悪化してしまうこともあります。これらの理由からヨーグルトを摂り続けることはあまりオススメしません。

乳酸菌を飲食で摂りたいならお味噌やお漬物などがよいでしょう。また、食物繊維をたっぷり摂ることも腸内環境には大切になります。食物繊維は腸内に住んでいる善玉菌のエサとなるので、自分の善玉菌を増やすことができます。

以前、TVでアトピーや花粉症をもつ僧侶達が、修行中に食べる精進料理で症状が改善したということをやっていました。精進料理には1日20gの食物繊維がしっかり入っていたそうです。私見ですが、自分の善玉菌を増やす食物繊維はとても大事ですが、お坊さんは規則正しい生活を送っているため、『規則正しい生活習慣』も症状を改善させた要因の一つではないかと考えます。

 

食事や生活習慣を見直すことで花粉症の症状をラクにすることはできます。普段の生活の中で出来るところから始めてみてはいかがでしょうか?(^^)

それでもダメな時には漢方薬もございますので、ご相談ください。