アトピー性皮膚炎~三つの柱~

2019.2.4

アトピー性皮膚炎はアレルギーを起こしやすい体質や皮膚のバリア機能が弱い人にみられる炎症を伴う皮膚疾患です。

主な症状は湿疹と痒みで増悪と寛解を繰り返しながら、なかなか治らないことが特徴です。

湿疹は 赤みがあり、じゅくじゅくして引っかくと液体が出る、皮がむける、ごわごわと硬くなって盛り上がる、左右対称にできることが多い。

発生する部位はおでこ、目のまわり、口のまわり、耳のまわり、首、わき、手足の関節の内側などに多い。

家族の中にアトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどの人がいる場合、アレルギーを起こしやすい体質である可能性があります。また本人にそのような疾患がある場合も、アレルギーを起こしやすい体質であるアトピー素因があると考えられます。

西洋医学では、アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥とバリアー機能異常があり、そこに様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えています。治療には外用薬(ステロイド剤、免疫抑制剤、保湿剤)と内服薬(抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ステロイド剤)による対症治療となり、皮膚の炎症や痒みの症状を抑えることはできますが、再発を予防したり皮膚を丈夫にしたりするような治療ではありません。

中医学では、皮膚症状や体質などから『証』を決めて、証にあった漢方薬を使っていきます。『皮膚は内臓の鏡』と言われるように、皮膚症状をよくしていくには内側と外側の両方からアプローチしていくことがポイントになります。

内側からの漢方薬、外側からのスキンケア、そしてもうひとつ!養生(食養生、生活養生)がとても大切になります。

アトピー性皮膚炎は、この三本柱である『内服、スキンケア、養生』ができていないとなかなかよくなっていきません。養生は本人やご家族の心がけがとても大切になります。

食事と睡眠の影響はとても大きいです。

中医学では『皮膚』と『腸』は関連していると考えます。食事を見直して腸内環境をよくする必要があります。また、夜の睡眠は体を再生させる時間です。しっかり睡眠時間をとり、ぐっすり眠れるよう睡眠の質をよくしていきましょう。

アトピー性皮膚炎に対しては中医学と生活養生法の組み合わせることで、ステロイド剤の効果とは違うアプローチをしていきます。草場漢方薬局にご相談ください。詳しくお話をお伺いした上で貴方だけの漢方薬をご用意いたします。

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バランスのよい食事を心がけましょう

 

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