ガンについて

2019.10.1

日本人の死因は1981年以降、脳卒中を抜き『ガン』が第一位をキープし、今も死亡数は増加傾向にあります。

今では日本人の2人に1人はガンになり、3人に1人はガンで亡くなると言われています。

なぜ、ガンの死亡数は増え続けるのでしょう?

発ガンの原因には、遺伝因子と環境因子がありますが、環境因子の寄与が大きく食習慣の寄与は非常に大きいことは知られています。

食べ物、タバコ、ウィルス、性生活・出産、仕事、アルコール、紫外線、大気汚染、食品添加物、医薬品、工業生産物など

またストレス、運動不足、睡眠不足、肥満なども原因としてよくあげられます。

もっとも関連がハッキリしているのは高齢化になったことです。高齢になるほど免疫力が低下したり遺伝子のコピーエラーが増えたりするため、ガンの発生率は上がります。

これからは超高齢化社会とも言われているので今後もガンの発生率はますます増え続けると予想されています。

発ガンの原因をできるだけ減らしていくことがガンにならないポイントになります。

 

 

ガン細胞は健康な体でも1日に数千個程度作られていると言われています。

人間の体の細胞は約37兆個あり、それぞれの細胞は調和を保ちながら分裂を繰り返していますが、遺伝子のコピーミスは至る所で起こっています。コピーミスしてできた異常な細胞はすぐに死んだり、免疫によって退治されることで通常は増殖することはありません。

しかし、長期間、免疫力が低下していたり、遺伝子のコピーミスが多くなる要因が増えたりすると、異常な細胞の数が増えていき、やがてガン細胞になってしまいます。

ガンになる人は健康な人に比べると免疫力が低いことが多いです。そして、免疫力が低下している人は細胞障害性タンパクが少ないことが分かっています。

細胞性障害タンパクとは、体内をパトロールしながらガン細胞やウィルスを見つけると攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が持っている武器(酵素)のことです。

ガンやウィルスを撃退するNK細胞も武器(細胞性障害タンパク)を持っていなければ攻撃することができません。

細胞性障害タンパクにはグランザイムAやパーフォリンなどがあります。

グランザイムAはガン細胞を攻撃し破壊する働きがあります。しかしガン細胞が見つからなければ攻撃できません。パーフォリンはガン細胞を見つけグランザイムAを運搬、誘導する働きがあります。

NK細胞、グランザイムA、パーフォリンが揃ってはじめてガン細胞を攻撃することができるのです。

特にガンの方はパーフォリン量が健康な人の半分くらいまで低下していると言われています。

グランザイムAやパーフォリンを活性化させてあげることがポイントになります。

 

 

ガン細胞が他の細胞と違うところは転移したり秩序なく増殖したりすることと、体の栄養をたくさん消費してしまうことにあります。

正常な細胞は酸素を利用して効率よくATP(エネルギー)を産生していますが、ガン細胞は嫌気的に非常に効率の悪いやり方でATPを産生をしています。そのためガン細胞は大量の栄養が必要となり、糖質だけでなく体のタンパク質や脂肪を分解して自らの栄養にかえてしまいます。これをガン悪液質といい、ガン患者が『激やせ』する原因になっているとともにガンによる死因の大半を占めていると言われています。

体が激やせすれば気力も体力も激減してしまいます。免疫力は大幅に低下して、ちょっとしたことで感染し易くなり重症化してしまいます。

このガン悪液質は炎症性サイトカインが関与していることはわかっていますが、西洋医学では対応できないのが現状です。

ガン悪液質にならないように、または少しでも穏やかにするにはどうすればよいか。ここが大きなポイントになります。

 

ガンを予防したい、再発を予防したい、ガン治療による副作用を軽減したい、補助的な治療をしたい、悪液質を穏やかにしたいなど、草場漢方薬局ではお一人ずつの体質をみながら、全力サポートさせていただきますのでご相談ください。

草場漢方薬局のLINE公式
または

ご予約・お問い合わせ