三叉神経痛に漢方薬

2020.3.27

三叉神経痛は顔面を走行する三叉神経に沿って起こる神経痛です。

三叉神経は第1枝の眼神経、第2枝の上顎神経、第3枝の下顎神経の3つの神経に分かれています。

このうち、痛みが出やすいのは第2枝と第3枝の通っている頬や口の周辺になります。

症状

三叉神経痛の発作が起きると突然、電気が走るような、針で刺されるような激しい痛みが顔面の片側に数秒~数分間あらわれます。

歯磨き、洗顔、髭を剃る、しゃべる、噛む、触るなど何かしらのきっかけから発作が始まります。

 

原因

三叉神経痛になる原因は様々ですが、40歳以降の女性に多く、血管が神経を圧迫している場合が多いです。

他の疾患に伴って起こる三叉神経痛を『症候性三叉神経痛』といいますが、これを除外するためには検査する必要があります。

三叉神経痛を疑うならば、まずは神経内科、神経外科、ペインクリニックなどに受診しましょう。

西洋医学の治療では、抗てんかん薬などによる薬物療法を中心に、神経ブロック療法、微小血管減圧術、ガンマナイフ治療も選択されます。また、他の疾患に原因がある場合にはその治療を優先します。

漢方の視点から

漢方で三叉神経痛をみると、その原因が体の内側(内因)にあるのか、または外からの邪気(外因)が影響しているのかと考えていきます。

生活習慣、ストレス、過度の飲酒、冷えや熱、気血水の巡りなどをみていきます。

神経痛に対しては漢方では余分な水分をとり、血の巡りをよくし、体を温めていくことが多くなります。

一人一人の体質に合わせた漢方薬によって辛い症状がラクになっていきます。

 

また、ふだんからの養生も大切になります。

栄養バランスのよい食事、暴飲暴食しない、十分な睡眠、適度な運動、ストレスをためない、体を冷やさないなどを心がけましょう。

 

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