日本の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳で過去最高を更新しています。(2019年発表)
戦後の1947年の平均寿命が男性50歳、女性54歳くらいでしたので、ここ数十年で飛躍的に平均寿命は伸びています。
織田信長で有名な敦盛の『人生五十年』の一節も、終戦後まではあっていたんですね。
1946年から新聞連載が始まった『サザエさん』も、波平さんは54歳、舟さんは52歳の設定ですから、現代の同年代の方々とは随分、見た目の若さも違いますよね。
さて、健康寿命のほうは2016年で男性72.14歳、女性74.79歳となっています。
健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活が制限されることなく自立して生活できる期間のことです。
平均寿命-健康寿命=要支援・要介護状態の期間
現代の平均的な日本人は、自立した生活をおくれず介護を必要とする期間が10年前後あるということです。
よく理想的な最後は「ピンピンコロリがいいね」と言いますが、現実はなかなかそうもいかないようです。
要介護状態が長く続くということは、自分自身のQOL(生活の質)が低下するのもありますが、周りの家族にとっても相当な負担がかかります。
介護による家族への心身の負担はたびたび社会問題にもなっていますよね。
今では長生きに否定的な女性は50%を超えているそうですが、長生きしたくないと思うよりも健康寿命をいかに延ばすかがとても重要になります。
健康寿命を延ばすことで、自分自身が快適な生活を送れるだけでなく家族の負担もなくなり、みんながハッピーになれるのではないでしょうか。
国としても医療費や介護の問題があるため、健康寿命を延ばそうと健康の目標を掲げて様々な活動がされています。
その政策の一つに生活習慣病の予防があります。
以前は『成人病』と言われていましたが、加齢だけではなく生活習慣が大きく関わっていることが明らかなので、その注意を促すために『生活習慣病』として1996年頃から呼ばれるようになりました。
生活習慣病には、はっきりとした定義がないのですが『食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群』と考えられています。
国がすすめる『健康日本21』では、『がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等』と位置づけており、他に高血圧、脂質異常症、高尿酸血症なども含まれています。
食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣を改善することが、生活習慣病の予防になるということは、健康寿命も延びるということです。
生活習慣を見直すことは今すぐにでも始めようとすればできることです。
『やるか』『やらないか』だけです。
習慣なので継続していくことが大事になります。
継続していくことで将来への健康に繋がっていき、やがて理想的な最後である『ピンピンコロリ』ができるかもしれません。
そう『ピンピンコロリ』は健康じゃないとできないですからね。
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