冷え症(冷え性)でお困り?

2021.12.2

いつも手足が冷たい、生理痛がひどい、肩こりがひどい、風邪をひきやすいなどの症状はないでしょうか?

これらの症状のほとんどは『冷え』と関係していることが多いです。

冬でも薄着をしたり短いスカートを履いたり冷たい飲み物をよく摂ったりして体を冷やしていませんか?

生活習慣ではストレス過多、夜更かし、睡眠不足、運動不足、過剰なダイエットなども体が冷える原因になります。

このような生活習慣を続けていると冷えの自覚症状はないけれど実は冷えている『隠れ冷え』なんてことにもなったりします。

中国では昔から母から娘に伝えられる事の一つに、生理中は絶対に冷たい物を食べたり飲んだりしないという教えがあるそうで、冷たい物に触ることもダメなんです。

昔から体を冷やすことは良くないことが長い経験で分かっていて、それを代々母から娘へ語り伝えているのです。だから生理中は体を冷やす性質の食材は避けて血を増やして体を温める食材を選んで食べたり、ズボンを履いたりして対策してます。

女性は冷えやすい

女性は月経、妊娠、出産、授乳といった生理機能があり、これらは常に血を消耗します。

血は体中を巡り体を温める『温水暖房』の役割をしています。温水である血が不足すると体を十分に温められずに冷えてしまいます。

また、女性は男性に比べ筋肉量が少なく、女性ホルモンが多いので血流を滞りやすくさせているのも原因のひとつです。

冷えのタイプ

温水暖房では、『温水』と『温めるボイラー』と『温水が流れるパイプ』が必要になりますが、これは体にも同じことが言えます。

温水=血

ボイラー=腎陽

パイプ=血管

このどれかにトラブルがあると、うまく温めることができず冷えは起きてきます。

温水の量が少ないタイプ→血虚または気血両虚

・月経が遅れがち、経血が少ない
・疲れやすい、風邪をひきやすい
・めまい、たちくらみがある
・手足やお腹が冷える
・髪や肌にツヤがない

ボイラーの力が弱く熱を作れないタイプ→腎陽虚

・月経周期が長い、月経がまばらである
・疲労、倦怠感がある
・むくみがある
・手足や腰に強い冷えがある
・腰がだるい
・トイレが近い

パイプがつまって流れが悪いタイプ→オ血

・生理痛がひどい、経血に大きな塊がある
・子宮内膜症、子宮筋腫がある
・冷えてしびれることがある
・肩こり、頭痛持ちである
・目の下にクマがある
・シミが多い

 

タイプ別の対策

血虚または気血両虚タイプ

若い女性に多くみられるタイプです。

気血を作るのは胃腸なので冷たい飲食物をなるべく避けて胃腸の働きを低下させないようにしましょう。

気血の作られる時間は夜寝ている時なので睡眠時間はしっかり確保しましょう。寝る時間帯も重要なので23時には寝られるようにしましょう。また目の使い過ぎは血を消耗しますのでスマホもほどほどに。

腎陽虚タイプ

体を温める陽気が不足して、体の芯から冷え切っているタイプです。

年配者に多くみられますが、冷たい飲食を続けていると陽気を傷つけて消耗させるので、若くても陽虚になることもあります。

一年を通して体を冷やさない工夫が必要です。特に三首(首、手首、足首)を冷やさないようにしましょう。

オ血タイプ

積み重なったストレスや生活習慣の乱れなどが原因で血の流れが滞り冷えているタイプです。

肩こりや頭痛などの痛みの症状で悩みを抱えていることもあります。

たまったストレスを発散させたり、軽い運動などを生活習慣にとり入れましょう。

 

漢方薬はこれらのタイプを考えながら選んでいきます。

『冷えは万病のもと』とも言われています。

しっかりと日々の対策をしつつ漢方薬も使って冷え知らずで快適な生活を送りましょう!

冷えにお困りの方はご相談くださいね。

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