夏も冷えにご用心!

2018.8.17

暑い夏だからといってエアコンの設定温度を下げて、冷たい飲み物をたくさん飲んで体を冷やし過ぎていませんか?

夏は生命活動の原動力といわれる「陽気」が最も盛んになり血の巡りが良くなる時期です。
陽気盛んなこの時期を利用して体の中に陽気をたくさんとり入れておかないと秋や冬の時期に体の不調がでやすくなります。
とくに秋や冬に体調が悪くなる方は夏の時期から陽気をしっかり養って準備しておきましょうね。

といっても夏の暑さをムリに我慢しろとはいいませんよ。
上手に夏の暑さを満喫しましょう。

 

夏の冷え対策

・せっかく夏の陽気を体にとり入れてもエアコンなどで体を冷やしすぎると逆に陽気を消耗してしまいます。
・暑い場所とエアコンのよくきいた場所の行ったり来たりは、その温度差に体の反応が追いつかずに自律神経のバランスが乱れる場合もあります。温度差に気をつけましょう。
・エアコン設定は28度くらいまたは除湿機能を活用しましょう。
・仕事場で設定が変えられない時はブランケットなどで冷え対策をしましょう。とくに下半身を冷やさないようにしましょう。
・暑いからとシャワーだけで済ませるのでななくしっかり湯船につかりましょう。
・扇風機の風を長時間、体に当たらないようにしましょう。
・汗をかいたまま冷たい風にあたると邪気が侵入しやすくなり体調を崩すことも。汗はこまめに拭くようにしましょう。

食養生

陽気不足タイプ

・手足の冷えが強い、むくみ、多尿、腰痛などの症状のある人
冷房や冷たい飲食で体が冷えているかもしれません、温める食材を摂りましょう
海老、羊肉、にら、生姜、ねぎ、シナモン、山椒、唐辛子、紅茶など

血虚タイプ

血が不足していて体が温まらない、手先や足先の冷え、青白い、たちくらみ、不眠、動悸などの症状のある人
血を増やす「黒い食材」「赤い食材」を摂りましょう
なつめ、クコの実、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、黒砂糖、小松菜、鮭、鶏肉など

瘀血タイプ

血液がドロドロと滞っている人、冷えだけでなく生理痛、頭痛、関節痛などの痛みの症状のある人
辛味のあるものを摂って血行を良くしましょう
たまねぎ、にんにく、生姜、にら、山椒、ねぎ、紅花、らっきょう、青魚、納豆など