残留性有機汚染物質(POPs)にチクゴ株クロレラ

2023.3.3

最近、ネットニュースでみかけるのが有機フッ素化合物(PFAS)汚染の問題です。

この有機フッ素化合物はダイオキシン類、PCB、DDTなど残留性有機汚染物質(通称POPs:ポップス)の一種です。

このPOPsは脂溶性で生物に蓄積しやすく、環境中に少ない量であっても、食物連鎖によって生物濃縮されるので、高次の捕食者の体内に高い濃度で蓄積してしまい悪い影響が起こると考えられています。

食物連鎖の頂点にいる人間はPOPsの影響が一番大きいといえます。

POPsは胎児に移行し、また母乳中にも含まれるため赤ちゃんの頃から曝露されることになります。

POPsはがん、免疫機能低下、生殖能力低下、成長遅滞、神経障害などの健康問題と関連することが知られています。

 

カネミ油症事件をご存じでしょうか?

昭和43年に西日本を中心に広域にわたって発生した食中毒事件です。

原因は、米ぬか油にPCBやダイオキシン類が製品中に混入したことです。

患者の症状は、吹き出物、色素沈着等の皮膚症状をはじめ、神経症状、関節症状、呼吸器症状など様々です。

症状改善には長い年月がかかり、現在でも症状が続いている方々がいます。

また直接は食べていない子供達にも移行したと考えられており、同じような症状が出ています。

カネミ油症事件では様々な治療、薬や食品が試されましたが、いずれも功を奏しませんでした。

この事件からみても、POPsが体内に入ると排出がとても困難なのが分かります。

 

1999年になってクロレラ工業のチクゴ株クロレラによるダイオキシンの吸収抑制と排出効果の研究成果が世界的権威のある栄養学術誌に掲載されました。

そして2013年にはカネミ油症患者に使用されました。8ヶ月の使用で最大21%排出されていたことで、NHKなど大きくメディアでも報道されました。

体外へ排出が難しいダイオキシンで、この驚異的な数字は世界でもっとも高い排出率といえます。

チクゴ株クロレラはダイオキシンの吸収を通常の3割カットし、便中排出効果を通常の7.4倍も高めてくれます。

チクゴ株クロレラを摂取している母親の母乳は、摂取していない母乳と比べ母乳中のダイオキシン量が半減していることもわかりました。

 

世界的にPOPsの規制は厳しくなってきていますが、今回のニュースのPFAS汚染のようにまだまだ完全ではなく、日本は対応が遅れています。

そして、通常の生活をしているだけでも体内にPOPsは蓄積されていきます。

体内のPOPsを排出するにも1日の限度量があります。

毎日、効率的に排出していくことが肝腎です。

日々、蓄積されていくPOPs問題に対して、チクゴ株クロレラは一筋の光になるかもしれません。