秋は『肺』をケアする季節
東洋医学では秋は『肺』と関連が深い季節になります。
東洋医学での肺は、鼻、喉、気管支など呼吸器系全般を含んでいて皮膚や大腸とも関連の深い臓器になります。
肺は呼吸、宗気(気の一種)の生成、全身の気の働きの調節、水分代謝や免疫力などにも関係しています。
肺は潤いを好んで乾燥が苦手です。乾燥することで肺の機能やバリア機能は低下してしまいます。
とくに湿度が低下してくる晩秋は、乾燥から肺をしっかり守りましょう。
秋バテになっていませんか?
じつは真夏よりも秋に不調がでる方はとても多いのですよ!
これは夏にたくさん汗をかき過ぎ、体力を消耗し過ぎ、冷たいものの摂り過ぎ、冷房で体を冷やし過ぎなどが原因になっています。
秋バテになっているかチェックしてみましょう
・体がだるく疲れやすい
・やる気が出ない
・食欲がない
・夏痩せした
・朝スッキリ起きられない
・風邪を引きやすい
・口や喉が渇く
・だらだら汗をよくかく
どれかが当てはまれば秋バテの可能性があります
対策
・少しでも早く寝るようにしましょう
早めに食事を済ませて、遅くても23時には寝るようにしましょう。
夕食後にすぐ寝てしまうと「睡眠の質」が低下します。できれば寝る2~3時間前に食事を済ませましょう。
・乾燥に気をつけましょう
これからますます乾燥していく時期です。加湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。
潤いをつける食材を意識して摂りましょう。水を大量に摂っても体の潤いはなかなかつきません。
レンコン、梨、ブドウ、ユリ根、豆乳、白米、ハチミツ、ピーナッツ、杏仁豆腐など
・リラックスを心がけて
秋は憂鬱になりやすい時期です。肺は不安や悲しみといった感情とも関連が深く、それらの感情が強まると肺の機能は弱くなってしまいます。
できるだけ感情を溜め込まず強めないことが大切です。
深呼吸をしながら新鮮な空気をたっぷり取り込んで、吐く息とともにネガティブな感情を吐き出すイメージをすると効果的です。
香りのよいハーブや柑橘類、ハーブティーなどでリラックスを心がけましょう。
・今のうちに体力を取り戻しましょう
夏の間に活動量が多かった方はペースを抑えて消耗した汗や気を補いましょう。漢方薬では麦味参顆粒などがよいでしょう。
運動不足気味であれば今のうちに基礎体力をつけておきましょう。ウォーキングや自然の中をハイキングするのもオススメです。
秋は夏に消耗した汗や気を補い、冬に備えて体の調子を整える時期です。
早めに食生活や生活習慣を見直して、存分に秋を楽しみましょうね。
なんだか元気がでない、なかなか疲れがとれない、乾燥にやられる、スポーツやレジャーをおもいっきり楽しみたい!疲れを翌日に残したくない!
そんな方は是非、ご相談ください😊
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