老化の原因物質(AGEs)に漢方を!

2019.3.14

エイジスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

AGEs(エイジス)とはAdvanced Glycation End Productsの略で「タンパク質と糖に熱が加わってできた物質」=終末糖化産物のことです。

近年の研究でAGEsは老化を進め、様々な病気を引き起こしていることが分かってきています。

AGEsが体に及ぼす影響としてアルツハイマー、動脈硬化、骨粗鬆症、白内障、シミ・しわ、糖尿病などがあります。

 

このAGEsが体内に蓄積するには『体内で作られる』『食べ物から作られる』2つのパターンがあります。

体内で作られるAGEs

血液中のブドウ糖が過剰になると、体を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で温められAGEsが作られます。

食べ物から作られるAGEs

食べ物や飲み物の中に含まれているAGEsを私たちは毎日摂取しています。体内に取り込まれたAGEsの一部は消化の段階で分解していきますが、約7%は排泄されずに溜まっていきます。

AGEsの多い食品

AGEsは焼く、揚げるといった調理で多く産生されます。蒸す、煮る、茹でるといった調理では少なく、生野菜や刺身といった生の食品には少ないとされます。

 

AGEs度をチェックしてみましょう

・揚げ物が大好き!週に1回は食べている

・ファーストフードを月に2~3回は食べている

・肌のくすみ・たるみが気になりだした

・昼ご飯は丼もの、ワンプレートが多い

・早食い、大食いな方だ

・野菜嫌い、または野菜不足と感じている

・インスタント食品をよく使う

・肉や魚は焦げ目がつくまで焼くのが好きだ

・清涼飲料水をよく飲む

・飲酒後にラーメンでしめることが多い

・電子レンジをよく使う

・喫煙している

・寝ている時によくいびきをかく

・スナック菓子をよく食べる

・体が硬くなってきたと感じている

 

チェックが多いほどAGEs産生度が高いと考えられます。

6個以上は要注意!しっかり対策を始めましょう。

10個以上はすでにかなりAGEsが溜まっていると考えられます。病的な老化が出ていないか心配です。

 

AGEsを減らす生活ポイント

AGEsをだきるだけ体内で発生させないためには血糖値を上げすぎない対策が必要です!

・よく噛んでゆっくり食事をする

・野菜を先に食べる(野菜→肉・魚類→ご飯、パン)

・腹八分目にする

・食後に軽く運動をする

・しっかり睡眠をとる

・ストレスを溜め込まない

 

AGEsを抑える漢方薬

老化の原因はAGEsの他に『酸化ストレス』があります。酸化ストレスは全身の血管をさびつかせる原因となります。

この酸化ストレスとAGEsを抑えるのに、有効な漢方薬があることが研究結果で報告されました。

研究結果では組織中のブドウ糖の減少、AGEs受容体やAGEsの低下、酸化ストレスの原因になる活性酸素種や過酸化脂質の低下、腎機能の示すクレアチニン、BUNの改善、肝臓の機能を示すALT,ASTも改善傾向がみられました。

この結果よりAGEs異常が関わる病気や老化に対して有益な方向に機能する可能性があるとしています。

その漢方薬が『丹参を主成分とする製剤』になります。

タンジン、シャクヤク、センキュウ、コウカ、モッコウ、コウブシの6種の生薬が配合された製剤に効果が期待できると報告されています。

丹参製剤は中医学の『瘀血』(ドロドロ血)を改善する漢方薬でとても良いです。しかし、医療用漢方にはありません(医師の処方では出せません)。

丹参製剤は瘀血症状の改善はもちろん、アンチエイジングや美容でも使っていただいています。

当店は質のよい丹参製剤があります。飲みやすくて、多くの方にご愛飲いただいています。

気になる方はぜひ、草場漢方薬局にご相談くださいませ。

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