群発頭痛について

2018.9.18

群発頭痛は片頭痛や緊張型頭痛に比べると患者数が少なく、女性よりも男性に多くみられ、特に20~40歳代男性の割合が多いとされています。
季節の変わり目などのある時期になると集中して起こり、一度痛みが起こると数週~2ヶ月間、ほぼ毎日起こります。

症状

頭の片側に、目の奥がえぐられるような、キリで刺されたような激しい痛みが起こります。
じっとしていられず動き回ったりしていたほうが、痛みが軽減される特徴があります。
また、目の充血、涙、鼻水などを伴うことがあります。

持続時間

15分~3時間くらいです。とくに明け方に出ることが多いため、痛みにより目が覚めてしまうことも多いです。

予防

〇禁酒する

飲酒をきっかけに頭痛が出現しやすく、群発期に飲酒をしたら必発するといわれているため、この期間は禁酒をしないといけません。ただ1回でも経験した人ならば、その期間に飲酒することはないようです。

〇禁煙する

喫煙は頭痛を誘発するといわれています。

〇その他

気圧の急激な変化も誘因とされています。群発期での登山や飛行機などはなるべく避けましょう。

対策

トリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤による薬物療法や純酸素吸入法があります。
純酸素吸入法は、医療用の100%酸素を15分吸入することで痛みが改善できます。

 

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