衛益顆粒(えいえきかりゅう)

2018.11.26

ウィルスや細菌などが体に侵入しないよう体表を守るバリアのことを『衛気(えき)』と呼んでいます。

この衛気が十分にあれば体に害をなす外的要因(ウィルス、細菌、花粉、塵、化学物質、気温、多湿、乾燥など)の刺激や侵入を防ぐことができます。

この衛気を補う漢方薬に中国では『玉屏風散ぎょくへいふうさん』という処方があります。体の表面に屏風(びょうぶ)を立てて外からの邪気を防ぐというのが由来です。

屏風は壁のように完全に遮断してしまうのではなく、必要なものは通過させて、入ってはいけないものをくい止めるという機能があります。そして玉(ぎょく)とは「とても貴重なもの」という意味で「とても貴重な屏風」=玉屏風散と呼ばれています。

この玉屏風散は黄耆、白朮、防風の3種類の生薬から構成されていて、日本では『衛益顆粒』という名前で販売されています。

この衛益顆粒は科学的な研究も進んでいて、『IgAの産生を高めて粘膜を保護する作用』や『IgEの異常な上昇を抑える作用』があるということが分かっています。

どういうことかというと『免疫として弱い部分は強化する』、『免疫が過剰に反応している部分は正常化する』という免疫調節機能があるということです。

免疫が弱いと風邪をひきやすくなりますし、免疫が過剰に反応すると花粉症や皮膚炎などのアレルギーが発生します。

昔から中国では「漢方の免疫剤」として以下のような疾患に使用されてきました。

疲れやすい、汗をよくかく、風邪をひきやすい、花粉症、むくみ、喘息、気管支炎、鼻炎、肺炎、蓄膿症、中耳炎、腎臓疾患、皮膚病、膠原病など

西洋薬では症状だけを抑える対症療法になりがちな疾患でも『衛益顆粒』は体質を根本から改善していける漢方薬として活躍しています。

 

*イスクラ製品はネット販売しておりません。

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