『産後うつ』を漢方で予防!

2018.9.25

出産後1年未満の女性の死因”についてニュースで報道されていました。

自殺による死因が全体の49.5%を占めており最多で、なかでも35歳以上の初産の割合が高く、専門家の話では『産後うつ』が関係しているとみて母親の支援体制などが必要であるとのことでした。

女性は月経、妊娠、出産、授乳、更年期と常に『血』を消耗しやすい状態にあります。

中医学では、女性の体は7の倍数で変化が現れると考えていて、28歳で生理機能のピークを迎えた後、35歳から『気血の衰え』が始まるとされています。

中医学でいう『血』とは血液だけのことでなく『精神や情緒を安定させる』という働きがあります。

すなわち血が不足すると精神不安定、不眠、うつになりやすいのです

特に産後は、出産による体力の消耗、母乳による血の不足、赤ちゃんの世話による睡眠不足、慣れない育児によるストレスなども重なり、うつを発症しやすい状況にあります。

 

産後は『気血両虚』の状態

中医学でみると産後は活動するためのエネルギーである『気』と精神や情緒を安定させる『血』が不足している状態になっていると考えます。

 

早期から気血を補うことが大切

早い時期から気血を補うことは、産後に気血両虚となって産後うつにならない予防だけではありません。

妊娠前、できれば子宝を希望される時から気血を補っているとよいです。気血を補うことで妊娠しやすい体をつくり、健康になります。

さらに、胎児の臓器は妊娠8週目までにほとんど形成されていると言われています。このとき胎児は母親の血液から栄養をもらって発育していきますが、妊娠に気づいた時には早くて5週目を過ぎています。そのために妊娠する前からの体つくりをオススメします。

また、妊娠中も胎児にたえず栄養を与え続けなければなりませんし、つわりなどで十分な栄養が摂れない場合もありますので、妊娠中も気血を補うことはとても大切になります。

こうして早期から気血を十分に補っていないと、妊娠してから産後にかけてただ気血を消耗するだけとなってしまい産後うつになりやすくなってしまいます。

では気血を補うために、食事をいっぱい食べていればいいかというとそういうわけではありません。

偏りなく栄養バランスのよい食事を心がける必要があります。

とくに妊娠中は過度の体重増加による高血糖や高血圧などの発症がありますので注意が必要です。

なるべく控えたほうがよいもの

冷たい飲みもの、生もの、脂っこいもの、甘すぎるもの、激辛のもの

 

気や血を補うオススメ食材

気を補う食材

穀類、いも類、豆類、きのこ類、牛肉、鶏肉、えび、うなぎなど

血を補う食材

黒ごま、黒豆、黒米、鶏肉、人参、ほうれん草、小松菜、なつめ、クコの実、イチゴなど

 

効率よく気血を補うには漢方薬などがとても頼りになります。

妊娠前から『婦宝当帰膠』などで気血を補うのがとてもいいです。妊娠しやすい健康な体つくりをサポートしてくれます。安胎作用があるので妊娠中も服用できますし、産後も『婦宝当帰膠』を継続して産後うつを予防しましょう。

また、妊娠前の体つくりに必要な栄養は『葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6、鉄』などですが、これらを化学合成の単品サプリメントでとるよりも100%天然で安全性の高い『バイオリンク』で栄養バランスを整えるのがよいでしょう。偏食の多い方、野菜をあまり食べない方、体重の気になる方などにもオススメです。

 

待望の元気な赤ちゃんが生まれてハッピーライフを送れるよう、そして、産後うつを防いで楽しく育児ができるよう、漢方薬などでサポートできることがありますのでご相談ください。

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