飲む目薬といわれる杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

2019.7.26

『杞菊地黄丸』は六味地黄丸にクコシとキクカを加えた処方です。8種類の生薬を粉末にし丸剤とし、プラスチック製の容器に入れ蝋封した*蝋皮丸(ろうひがん)と小さく丸剤にしたものがあります。

【効能・効果】

体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりやロ渇がある方のかすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下の改善を目的としております。

飲む目薬とも言われる杞菊地黄丸は肝腎陰虚(肝腎の陰不足)に使う漢方薬です。目の疲れ、視力低下は肝腎陰虚で起こりますが、それ以外にもめまい、耳鳴り、口の渇き、手足のほてりなども肝腎陰虚で起こりえます。

*蝋皮丸は粉にした生薬を蜂蜜で練った丸剤で、弾力性があり手でちぎったりナイフで切ってキャラメルのように噛んで食べます。蜂蜜が加わることで薬の性質が穏やかになり、より補う力が増すので慢性病に適していると言われています。

杞菊地黄丸10丸 3740円 30丸10681円 税込 1回1丸 1日2回

中薬杞菊顆粒360丸4180円 720丸7700円 税込 1日3回 1回8丸

 

あくまで体感ですが、疲れ目に飲む場合は蝋皮丸の方が早く効果が出る印象があります。1回1丸でなくても1回1/2丸でも効果を実感できました。モグモグとキャラメルを食べるように口で少し溶かしてからぬるま湯で飲むのが効果的です。

杞菊地黄丸が気になる方はぜひご相談くださいませ。

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