痛みのタイプはいろいろ

2018.9.15

頭痛、肩こり、神経痛、関節痛、腰痛・・

痛みは本人には辛くて他人にはわかりにくい症状ですね。

痛みに対して西洋医学では鎮痛薬や湿布薬などで痛みを止めます。鎮痛薬が効いている間はたしかに痛みは軽減されます。しかし、これは対症療法であり体質が改善されたわけではありませんので、いつの間にか慢性化させている方も少なくないといわれます。

一方、中医学では痛みを引き起こす原因に対して根本的に治療していきます。この治療により痛みの発生頻度が低くなり、また痛みそのものも軽減していきます。

中医学でみる痛みの原因として以下のタイプがあります。(実際は原因が複合している場合も多いです)

・邪気の影響によっておこる痛み(急性疼痛)

風邪:風にあたると悪化する、あちこちに痛みが移動し定まらない。

寒邪:冷えると悪化する、激痛、固定痛、温めると楽になる。

湿邪:雨や湿気の多い時に悪化、重だるく締め付けられるような痛み。

熱邪:炎症性、赤く腫れ上がった痛み、冷やすと楽になる。

・体の中を流れる気や血が滞っておこる強い痛み(急性・慢性疼痛)

痰湿:体に不要となったネバネバした余剰な水分による重だるい痛み。関節の腫れや変形を引き起こすこともある。

気滞:ストレスなどにより肝の気がうまく巡らなくなっておこる張ったような痛み。イライラすると痛みが出やすい。

瘀血:血の巡りが悪くなっておこる強い痛み。痛む場所が固定して、針で刺したような激痛。マッサージするとかえって痛がることもある。

・体の気や血の不足により栄養が十分に巡らないでおこる鈍い痛み(慢性疼痛)

気虚:普段から疲れやすい、息切れ、無力感がある。

血虚:筋肉の引きつり、ケイレン、めまい、立ちくらみを伴う。

陽虚:体を温めるボイラー的な腎陽が不足、腰の冷えや手足の冷えがある。

陰虚:体を潤す冷却水的な腎陰が不足、手足のほてりや口渇がある。

 

これらのタイプと痛みの場所などを考慮して漢方薬を選んでいきます。

当店の漢方薬は処方された薬や鎮痛薬を服用中の方でも一緒に使うことができます。特にステロイド内服薬を服用中の方は自己判断で急に止めたりしないでください。ステロイド内服薬を急に止めると副作用が出る場合もありますので、医師の指示に従い徐々に減らしていくようにしましょう。

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